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(2022年12月8日付)インドネシア国内情勢PICK UP
(国内)
■12月4日インドネシア・ジャワ島のスメル山で大規模な噴火が発生した。国家災害対策庁によると約2,500人が避難したと発表した。死傷者の報告はない。地元メディアによると、火砕流が火口から19キロ超の地点に到達、集落の家や橋を灰が覆った。
■インドネシア政府は2039年に原子力発電所を建設することを目指していると明らかにした。二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル(炭素中立)」を、2060年までに実現するための施策の一環となる。
■日本郵船株式会社は、インドネシア国営プルタミナ社の海運子会社への出資契約・戦略的パートナーシップ契約締結を完了したことを発表した。
(経済)
■インドネシア株の株式市場は2022年11月末に外国人投資家による取引で溢れた。
2022年11月30日に【BUMI】【BUKA】【BIPI】が10億株以上外国投資家に購入された。
(観光)
■インドネシア中央統計局は主要玄関口から入国した外国人訪問者数は前年同月比35倍の56万4713人だったと発表した。5カ月連続で新型コロナウイルス下での最多を更新し、3カ月連続で50万人を超えた。
■インドネシアから日本に入国する際にハードルとなっていた、日本の水際対策の緩和から1カ月半が経過した。人気の旅行シーズンの冬から春を迎えるのを前に、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた観光業界からは需要回復に期待がかかる。
■バリ島デンパサール空港ではシンガポール、バンコクから到着した便から続々と大柄なロシア人たちが降りて入国管理の列に並ぶ光景が見られているという。
理由は10月12日の国連での対ロシア非難決議でインドネシアは棄権したからだ。
■バリ島ギャニャール県スカワティ郡クムヌ村で、渓谷に架かる床がガラス張りのつり橋「ガラスブリッジ」が開通し、完成式典が行われた。
ガラスブリッジは全長188メートル、横幅2.2メートル、谷底からの高さ66メートル、耐久人数は300人のつり橋で、中国の会社「升世集団」が手がけている。インドネシア初のガラスの橋ということもあり完成前からSNS上で話題となっていた。