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(2023年1月19日付)インドネシア国内情勢PICK UP
(国内)
■米電気自動車(EV)大手テスラがインドネシアに年間100万台規模の自動車を生産できる工場の建設で暫定合意に近づいていることが分かった。
■マレーシアの国営電力テナガ・ナショナル(YNB)はインドネシアの東カリマンタン州に整備される同国の新首都「ヌサンタラ」開発プロジェクトへの投資計画を表明した。再生可能エネルギーや高圧送電インフラの開発を目指す。
(経済)
■インドネシアの中央統計局は2022年通年の貿易収支は544億5,560万米ドル(約6兆9670億円)の黒字だったと発表した。資源価格の高止まりや最大の輸出相手国である中国の底堅い需要を背景に、黒字幅は前年から1.5倍に拡大、過去最高額を記録した。
■韓国の未来(ミラエ)アセット証券傘下のミラエアセット・セクリタス・インドネシアはインドネシアの証券取引所(IDX)の総合株価指数(IHSG)が、2023年末までに7880に上昇するとの見通しを明らかにした。2022年末から約15%伸びると予測している。
■インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)が公表したデータによると、2022年の新車生産台数は前年比31%増の147万146台だった。新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年(129万台)を超えた。
■インドネシアのアイルランガ調整相(経済担当)は全国19カ所にある経済特区への投資実現額が、2022年までに113兆2000億ルピア(約9,640億円)に達したと明らかにした。5万5678人の雇用を創出した。2022年通年の投資実現額は、30兆9000億ルピアだった。
■インドネシアの配車・配送サービス大手ゴジェックと電子商取引(EC)大手トコペディアが経営統合したGoToグループは傘下の配送サービス、パケット・アナック・バンサ(PAB、ゴーセンド)が、地場物流会社スウィフト・ロジスティクス・ソリューションズ(SLS)を取得したと発表した。取得額は531億200万ルピア(約50億円)
■世界銀行は最新の世界経済見通しで、インドネシアの2023年の実質国内総生産(GDP)成長率を4.8%と予測した。昨年6月時点の予測値から0.5ポイント下方修正した。政府が本年度国家予算で設定した5.3%を下回った。