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(2023年1月26日付)インドネシア国内情勢PICK UP
(国内)
■公表した世論調査によると、年初時点のジョコ大統領の支持率が76.2%と過去最高に達した。大統領支持率は2022年9月の62.6%から大きく伸びて2014年の任期開始以来最高となった。
■インドネシアの経済担当調整省は首都ジャカルタ特別州の都市高速鉄道(MRT)について、第3期(東西線、総延長84キロメートル)開発を加速させ、2024年に着工する目標を明らかにした。
■インドネシアの国営観光持ち株会社アフィアシ・パリウィサタ・インドネシアはバリ島デンパサール市サヌール地区で開発が進む、国内初となる医療・観光特化型の経済特区が、11月に完成し、2024年第1四半期(1~3月)にも運営を開始する見通しだと明らかにした。
■インドネシアのルフット調整相(海事・投資担当)は電気自動車(EV)大手の米テスラと中国・比亜迪(BYD)のインドネシアへの投資について、交渉が最終段階にあると明らかにした。さらに調整会議で、「(EV販売台数で)世界1位のBYDと2位のテスラとの交渉は最終段階にある。世界的な大手メーカーは全てインドネシアにやってくるだろう」と述べた。
(経済)
■インドネシア公共事業・国民住宅省は、東カリマンタン州に整備する新首都「ヌサンタラ」の開発事業について、これまでに29事業で契約を締結したと明らかにした。契約済みの事業は、大統領府、内閣官房、省庁舎の建設、中央行政地区(KIPP)内の道路、上水道供給システム(SPAMM)、新首都へのアクセス高速道路の建設など。29事業の投資総額は約25兆ルピア(約2100億円)。2024年の完工を目指す。
■インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は2022年の投資実現額が1270兆ルピア(約10兆9500億円)となり、政府目標の1200兆ルピアを超えたと明らかにした。130万人の雇用を創出した。投資額全体の53%を占めたジャワ島外でインフラ建設が進んだ。
(観光)
■バリ州のングラライ国際空港の旅客処理能力が年間3500万人に引き上げられると明らかにした。2023年央からアラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空が、バリ路線にエアバスの超大型機A380が乗り入れるのに合わせ、ターミナルや滑走路、駐機場などを整備する。
■喫茶店チェーン運営のコメダはインドネシア国内有数の観光地バリ島に直営の「コメダ珈琲店」をオープンした。東南アジアでは初のコメダ珈琲店となる。看板メニューの一つである「シロノワール」のミニサイズ(4万ルピア=約350円)など、日本の店舗と同様のメニューを提供する。